2012年03月27日 12:24

3月25日、初めてアマゴのミノーイングに挑戦するKさんと家で待ち合わせ、少しくつろいだ後、私の車で渓流に向かう。
Kさんは友釣りではよく古座川を訪れているが、ダムより上流に行くのは初めてらしい。
青空の広がるいい天気だ。しかし、冷たいく強い風が間をおくことなく吹き、初めての渓流ミノーイングには厳しい条件だ。
釣り場に到着してもまだ風の止む様子はない。3月ももう終わりだというのに寒く、防寒着を着込みまだ太陽の光があたっていない沢に下っていく。
まずは2人とも赤金のミノーを取り付ける。Kさんはトラウトロッドを持っていないのでメバリングロッドを利用しての渓流ミノーイングだ。
以前からメバリングロッドならいけるという話はしていた。柔らかめのメバリングロッドならおそらく問題はないはずだ。
立ち位置、ルアーの落とし場所、引き方などの概要を話してからキャストを開始!
海でのルアーフィッシングとはだいぶ勝手が違うようで、風の影響もあるがオーバーハングする木や対岸の草木、大きな石にミノーが引っかかり苦労している。
水の中に暫く手を入れていると痛くなるほどまだ水は冷たい。アマゴも身を震わせながら岩の間に隠れているのかチェイスすら見ることができないまま、上流へと歩く。

沢を歩き寒さが気にならなくなった頃になってやっとルアーの後をついてくるアマゴが現れた。
しかし、ルアーを追ってくるだけで何とか食らいついてやろうという血の気の多いアマゴはまだ現れないが、Kさんの方にもチェイスがあったようだ。
釣れないにしてもチェイスを見ると俄然やる気が出てくる。
Kさんを先頭にポイントにミノーを投げ込んでいくと、しばらく時間をおいてやっと「コン」とアタリがあった。
ロッドの先をすぐに上げる。キラっと魚体が銀色に光る。ブルブルという感触が手に伝わると同時にさお先から生命反応が消える。
バイトが多くなってきたが1匹も釣れないままバラシを繰り返す。
刺さりがいいかと思いダブルフックをシングルフックに代えてみたが、どうやら同じの様だ。
ミノー用のシングルフックはこの辺りの釣具屋さんには置いてないので、大阪でわざわざKさんに買ってきてもらったものだ。
巻くスピードを代えたり、ルアーアクションを細かくしたりして何とか1匹のアマゴを水面から引きづり出した。
1匹釣りあげると少しホッとする。特に案内をして1匹も釣れないのでは話にならない。あとはKさんが釣ってくれることを祈るばかりだ。

ただリールを巻いているだけだと、ミノーの後ろを一定の間隔を置いてついてくるだけ・・・
ルアーを止めるとアマゴも急停止!ちょっと間をおいてクルリと身をひるがえす。
リールのハンドルを止めることなくロッドを動かし細かいトィッチを入れるとアマゴも興奮するようでミノーに急接近、あと数センチでロッドのガイドにミノーがあたるところまで追ってくる兵もいる。
しかし、喰わせるタイミングが難しい・・・
Kさんも早巻き、トウィッチ、ヒット!初アマゴGET!
引きは強さは海の魚にはかなわない。しかし、アマゴを釣りあげるとやはりうれしいようだ。いままでチェイスがありながらなかなか喰わないアマゴにイライラしていただけに一入ものがある。

11時前までになんとか私が数匹とKさんが1匹釣りあげたところで道路にあがり車の置いてあるところまで戻る。1人だと遠い道のりも2人で話をしながらだと車に戻るまでが楽だ。
車に乗り込み上流に向かいポイントについたところではやめの昼食をとり、昼食後の休憩もそこそこに沢へと向かう。
最初に入ったポイントもこれから向かうポイントも私が解禁日にたどったところだ。

私は午前中にずっと使っていた赤金のミノーをナチュラル系のミノーに変更、Kさんは持ってきたミノーをちょこちょこと変えて使っている。
午後もやはりチェイスは多い。でも、バイトはあってもかかりが悪くなかなかアマゴを釣りあげる事が出来ないのは午前中と変わらない・・・
同じ場所にルアーを通してもアマゴにはすぐ飽きられる。粘ってもいままでいい結果は得られていないので数投で上流へと釣り上っていく。
小さな流れ込みのある場所でKさんが午後最初のアマゴを釣りあげた。私もKさんの下流から上流の瀬にミノーを落とし、Kさんのヒットした場所の先を引いてアマゴを釣りあげる。
川幅が狭くなりこれ以上上流のミノーイングはやり辛い場所まで来たところでいったん車に戻る。
ここまで20回以上のバイトがあって釣りあげたのは5匹だけ、情けなくなる・・・
今度は車で下流に戻り、最初に入った場所まで釣り上ることにする。
上流域とは違い石に泥がかぶり趣がだいぶ違う場所だ。
同じように釣り上るが明らかに上流部よりチェイスの数が少ない。明らかにアマゴの数が少ないとわかる。
少し深くなっている場所にルアーを通す。底のからすーっと魚影がルアーに向かって突進してくるのが見えた。少々深い場所でも水面すぐ下を通るミノーにアマゴは反応してくる。
そのままバイト!すぐにアワセを入れ、一気に水面まで引き上げる。だが、魚体が光った瞬間アマゴは淵の底へと消えていっった・・・
逃がした魚は大きいと言うが、今のアマゴは今日の中で最もデカかった。
それにしてもあまりにもバラシが多すぎる。
「やはり、細軸のトリプルフックかな」
ミノーを細軸のトリプルフックのついた赤金の60mmのミノーに変更!
少し行ったところでKさんのミノーに尺あろうかというアマゴがチェイスしてきたらしい。初め大きなアマゴが追ってきたが警戒心が強いのか人の気配に感づき反転、その瞬間、後から追ってきたアマゴがす〜っとルアーにバイトしてきたようだ。
Kさん、そこで粘ってみるも大きなアマゴはそれ以来姿を見せる事が無い。
Kさんの後、色と大きさの違うミノーの私が挑戦するもアマゴが追ってくることはなかった。
大きなアマゴはあきらめ、また上流へと登り、瀬で良型を追加!上流に比べるとアマゴの数は少ないが下流は良型が多い。

最終ポイントで遠投し淵を狙うが反応なく、手前の流れの落ち込みで良型2匹をポンポンと釣りあげ釣行終了。
釣果は私が8匹、Kさんが3匹でした。
解禁日から日がたつのに餌釣りの良い釣果が聞こえてこない。その為、私自身がボウズもあると思っていたので、Kさんの初めての渓流ミノーイングでの3匹は上出来だ。
細軸のトリプルフックに代えてからバラシがなかった。やはり細軸のトリプルフックがいいのか・・・
これからはアマゴを持って帰りたい場合は細軸のトリプルフック、アマゴと戯れたい場合はシングルフックでいくとするか。

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2012年03月23日 08:40

朝4時半に起床、ササっと身支度を整え釣り場に向かう。
昨年の9月3日の大洪水以降、初めて古座川のダム奥へ来たが、辺りは闇に包まれ道路を照らすヘッドライトの届く範囲の様子しかうかがい知れない。
まだ、木々の輪郭と空の境がやっとわかる程の時間に釣り場に到着。
車のトランクを開け頭にライトを付けロッドを取出し、ヒップバッグにミノ―ケースを詰め込み準備をしながら夜が明けるのを待つ。
鳥のさえずりが聞こえはじめライトが必要なくなったところで待ちきれなくなり谷へと下る。
昨年、紀伊半島を襲った台風12号の影響で、この辺りも降り始めの8月30日から9月6日までの総雨量が1100ミリを超える激しいい雨に襲われている。
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古座川町の総戸数の4割弱が浸水被害を被った程の大洪水だった。その影響で沢の様子も大きく変化しているだろうと心配をしていたのだが、流れの向きが変わったり、砂利が積もり浅くなっている場所もあるものの、概ね昨年と同じ風景を留めてくれていた。
昨年は餌釣りで通したので7ftのウルトラライトのトラウトロッドを握るのはほぼ2年ぶりだ。
トラウトロッドに3lbのフロロカーボンラインを巻きメバリングに使っているシマノのレアニウムC2000をセット、ラインの先にアマゴカラーで50mmのシンキングミノーを取り付ける。
朝の爽快な空気が十分に体にいきわたったところで下流から上流に向けルアーを投げ込み、流れより速いスピードでそれを引いてくる。
次は瀬の落ち込の白く泡立つ向こう側にルアーを落とし斜めに引く。
沢を上りながらキャストを繰り返す。
時間とともにチェイスの数は増えてくるがなかなかフックにかかってくれない。
空気と同じ屈折率ならそこに存在することさえ気づかないであろう澄み切った水の中を、ミノーを追って泳ぐ魚が見えるだけに掛かってくれないと焦りが募る。
アマゴをのせようとミノーを止める。
しかし、ルアーを止めると「餌じゃないのか」とクルリと反転、もといた住処へと戻ってしまう。
気分転換でミノーをアマゴカラーから赤金に代えキャスト。小さくトゥイッチをいれほんの一瞬ルアーを止めてやる。
コン
掛かった
バレタ・・・
この後もバラシを繰り返す・・・
それでもめげずにミノー投げ続け、釣り始めたところからかなり上流でやっと1匹目のアマゴを釣りあげることができた。
昨年はまだ錆びた色が残っているアマゴが多かったが、今年の1匹目はきれいな色のアマゴだ。

チェイスは多いが、ここぞという場所でかかってこない。
「今までならここで来てたのになあ」と思う反面、チェイスが多いのだから腕が悪いのだろうとも思う。
1投目で釣れなければ、次はほとんど期待できない事が多い。その為、キャスティングは狙ったポイントにルアーを落とす正確さが必要だ。
しかし、これがなかなかうまくならない・・・
でも、そこは解禁日、キャスティングを失敗しながらもポツリポツリとアマゴを釣りあげていく。
途中、何人かの釣り人とすれ違ったので釣果を聞いたところ、川虫、ブドウ虫、ミミズ、イクラ、どの餌にも反応が悪いらしく餌釣りは解禁日だというのに釣果が思わしくないようだ。
いつもなら餌釣りには全く太刀打ちできないのに、今年はいづれも私の釣果の方が上回っていた。
ただ、こちらも何の変化も付けずに引いてくるだけではなかなかヒットしてくれない。
トゥイッチを入れたとしても何処かで食わせるタイミングを作ってやらないと難しいのだが、下手に止めると見切られる。
おまけにやっとかかったと思ってもバラシが多い。
それでもなんとか9匹のアマゴを確保したところで一度沢から並行して走る道路に戻り、その道路を歩き車に戻る。
車に戻りミノーを投げる事の出来る最上流まで行こうと考えていたのだが、しばらく走ると崖崩れで通行止めになっていた・・・

いつもならもっと上流まで車で行き沢に入るのだが、崖が崩れた少し手前に車を止め上流に釣り歩く。
少し上ったところで餌釣りの人に追いついてしまい、その人の後を釣り歩くこととなった。
餌釣りとミノーイングでは釣り歩く速度が違うので仕方がない。
様子を見ながら近づきすぎないように注意しミノーを投げていく。
前を行く釣り人もかなり苦戦しているようだが、ミノーに対してはチェイスも多く、餌釣りの人が丁寧に攻めた後でも4匹のアマゴを釣りあげる事が出来た。
道路に上がっても崖崩れの場所は歩いても通れないので、Uターンし釣れないことはわかっているのだがただ歩くのもつまらないので適当にミノーを投げながら沢を下り車に戻る。

車で一つ山を越え別の沢に入りダムのバックウォーターより少し上流から釣り上る。
こちらも沢もそれほど様子が変わっていることもなく安心した。
次のポイント次のポイントと欲張ってついつい歩く距離が伸びてしまった。朝の6時から昼飯を抜いて歩き続けているのでさすがに足が思う通りに動かなくなってきた。
チョコレートが食べたい・・・
バレンタインデーでもこれほどチョコレートを欲しいと思った事はないと断言できる。
この沢で6匹のアマゴを追加し、ミノーイングでは過去最高の19匹を釣る事が出来た。釣行時間も過去最高なのだが・・・
サイズは13cmから20cmとまだ小さいがきれいなアマゴにはいつも癒される。
まだ先に進みたい気持ちはあるのだが、これ以上進むと戻る気力も体力も無くなりそうなので釣行を終了、帰ろうと15mほど上を走る道路を見上げる。
登れるのか・・・
足を投げ出し砂利に座り込み暫く考えてっしまった。いつまで考えていても結果は同じ、ここでこのまま過ごすことも出来ない事くらい糖分が不足している頭でもわかる。
しかたなく道路に戻るために急斜面を登りだしたのだが少し進むと足が止まる。
それでも何とか道路にはたどり着いた。しかし、ここでまた車に戻る事を考えただけで嫌になるほどの距離を歩いてしまっている事にいまさらながら気づき道路に座り込む・・・
それもいつもの事なのだが・・・どうやら私には学習能力がないらしい。
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